米国時間3月28日、新ゲーム機OUYA(ウーヤ)の出荷が開始された
新しいゲーム機を、ユーザーから資金を募って開発する。この、誰もが実現不可能と思ったであろうプロジェクトが今夜、結実の時を迎えました。
元々はKickstarterの一プロジェクトに過ぎなかったOUYA、今や多くの期待が寄せられる一大プロジェクトとなっている
当初、開発資金をKickstarterにて募っていたが、計画立案者に有名デザイナー Yves Behar 氏や、マイクロソフトゲーム機 Xbox 元事業担当者 Ed Fries 氏など、多くのメンバーが加わっていることからあっという間に話題となった。
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Kickstarter で資金を募ったところ開始12時間で目標金額95万ドル(約7,600万円)を大幅に超えた260万ドル(約2億800万円)の調達に成功したと発表。その後も資金が集まり350万ドル(約2億8,000万)を超えた。
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【OUYAが期待される3つの側面】
1.新しいテレビゲーム機としての「OUYA」
OUYAは,99ドルで発売されるAndroidベースの据え置き型ゲーム機
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小規模開発者やホビーユーザーを歓迎するオープン性と、「ゲームらしいゲーム」が遊べる据え置きゲーム機の復権を掲げる点が特徴。
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市場の主流がスマートフォン/タブレットやソーシャルゲームに移りつつあり、クリエイターたちもその自由で低コストなゲーム開発を志向しつつあるとの認識のもと、スマートフォンアプリ的生態系を家庭用ゲーム機にもたらし活気づけようというコンセプトがOUYAにはある。
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感情的臨場感の高いゲームには、テレビこそが最適の画面だと我々は考えています。我々はまた、革新的でクリエイティブな発想をテレビへと呼び戻したいのです。かつ、テレビ画面向けのゲームを生み出したいと考えている人なら誰でも、簡単かつ安価に実現できるような方法でやり遂げたいのです。
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OUYA.inc CEOジュリー・アーマン氏の発言より引用
2.コンテンツビジネスとしての「OUYA」
OUYAのゲームは、すべてFree-to-Play(基本プレイ料金無料)のタイトルとしてリリースされ、サードパーティは、ゲーム内アイテムやDLCの販売、アップグレードサービスなどで利益を得る予定になっている。
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アプリ内での課金方法として、一度だけ購入する方法 (例えば、広告撤去やアイテム購入など) と、繰り返し買う方法(例えば、コインやトークン) があります。OUYAの開発キットでは、このようなアプリ内アイテムを売るための課金APIがあります。
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個人や独立系の小規模開発者以外にも、スクウェア・エニックスやバンダイナムコをはじめ多数の企業からコンテンツの提供や参入声明を集めています。
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開発者が経済的に成功しつつも自らのビジョンを追い求められる、そういった流れに最適化したゲーム専用ハードウェアが、マイクロコンソール(OUYA)なのかもしれません。
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3.オープンプラットフォームとしての「OUYA」
Ouyaにはハードに付属する形で開発キットが含まれており、デベロッパーは各種ロイヤリティを支払うことなくゲーム開発を進めることが可能です。Androidベースであるため既存の開発環境が移行しやすく、デベロッパーが容易にOuyaでの開発を行えることも魅力の1つとして謳っています。
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Androidベースであるということは、現在話題になっている製品以外でもSamsungのような企業が参入する可能性があると述べ、最終的にAndroidがこの種のゲームの共通フォーマットのようになる可能性もある。
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▼ハード面でも面白い試みが
3Dプリンター・メーカーのMakerBotとオープンソースAndroidゲーム機のOUYAは提携を発表した。これにより、OUYAゲーム機のユーザーはMakerbotの3Dプリンタでカスタムメイドの筐体を家庭でプリントすることができるようになる。
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