JAEPO2013開幕 ビデオゲーム、メダルゲームなどに新作が続々登場 各ブースのみどころをまとめてリポート【JAEPO2013】

2013年02月16日 05:52

 

ーズメントエキスポ2013”(JAEPO2013)。各ブースのみどころをまとめて紹介しよう。
 
 
 

●名実ともに日本一のアミューズメント見本市、見どころも盛りだくさん!

 2013年2月15日~16日に千葉・幕張メッセで開催中の、アミューズメント業界の展示会“ジャパンアミューズメントエキスポ2013”(JAEPO2013)。このイベントは、国内の2大アミューズメント見本市が統合して行われるもので、統合した形では今回が初開催となる。つまり、第1回JAEPOでもあり、“第50回アミューズメントマシンショー×第32回AOUアミューズメント・エキスポ”でもあるわけだ。

 初日の2013年2月15日は業者日だが、明日2013年2月16日には、一般入場日となる。明日、会場に足を運ぶ予定の人のために、とくに人気が集中しそうな大型ブースを中心に、イベントの内容をリポートしていこう。なお、『グルーヴコースター』を猛プッシュしていたタイトーブースについては【コチラ】をチェックしてほしい。『LORD of VERMILION III(ロード オブ ヴァーミリオンIII)』一色だったスクウェア・エニックスブースについては、別途リポートをお届けする予定だ。


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■KONAMI――音楽ゲームやスマートフォン連動など先進的な出展

 KONAMIブースでは、音楽ゲームの最新タイトルを強力に推しつつも、大ヒットソーシャルゲーム『ドラゴンコレクション』との連動タイトルも大々的にアピール。従来からのアーケードファンをしっかりケアしつつ、新しいユーザー層の発掘への意欲も感じさせる出展内容となっていた。

 なかでも、とくに注目を集めていたのは、やはり『ドラゴンコレクション シャドウ団の野望』。ケータイ、スマホで人気のソーシャルコンテンツ『ドラゴンコレクション』をアーケードゲームにしたもので、プレーヤーはカードバトルによって新しいモンスターを手に入れたり、合成でモンスターを成長させながら秘宝と呼ばれるアイテムを集めていく。秘宝を集めることで、本作でしか手に入らないオリジナルモンスターを入手することが可能で、ゲームの最後には、それらのモンスターが実物のカードとして作成される仕組みとなっている。
 もちろん、ソーシャルコンテンツ『ドラゴンコレクション』との連動要素もあり、カードゲーム筺体でバトルを行い、手に入れたカードに付いている“秘宝”を集めてケータイでスキャンすると、筺体オリジナルレアモンスターを入手することができる。
 KONAMIとしては、筺体では子どもが遊び、入手したカードは両親がソーシャルゲームの『ドラゴンコレクション』で使用してモンスターをゲット、といった具合に、親子で楽しむ遊びかたも想定しているようだ。2013年稼働開始予定。


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バトルシーン.jpg バトルシーン2.jpg バトルシーン3.jpg 合成シーン.jpg

(C)Konami Digital Entertainment

 音楽ゲームでも、『SOUND VOLTEX II -infinite infection-(サウンドボルテックス ツー インフィニット インフェクション)』(2013年稼動開始予定)、『DanceDanceRevolution(ダンスダンスレボリューション)』(2013年稼動開始予定)など、人気シリーズの最新作が出展され、人気を集めていたが、とくに大きな盛り上がりを見せていたのが、完全新作の『ミライダガッキ』のコーナーだ。


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▲筺体上部のKinectでプレーヤーの姿を取り込む仕組みとなっている。

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(C)Konami Digital Entertainment

 『ミライダガッキ』は、2012年秋からロケテストが行われてきたが、今回万を持してのプレイアブル出展。KONAMIの音楽ゲームと言えば、どちらかというとストイック、アーティスティックといったイメージが強いが、本作は友だちやカップル、親子など幅広い年第で楽しめるパーティゲームとなっている。ルールも極めて簡単で、叩きながらポーズを決めるだけの直感プレイが可能。
 収録曲もJ-POPを中心に有名曲がラインアップされており、プレイヤーは画面上部から流れてくる指示に合わせて、4つのパッドを叩いたり、ポーズを決め、スコアを争って楽しむ。遊びかたも対戦、協力のほかに、“カップルモード”という独特なモードも用意されている。
 カップルモードは、その名の通り、カップルで同時にプレイするモード。単なる音楽ゲームに留まらず、プレイ中に“元カレ/カノの写真は?”という問いが表示され、取っておくか捨てるかを選択させるなど、なかなかに冷や汗が出そうな仕掛けも盛り込まれている。もちろん、二人羽織態勢のプレイを促されるなど、ふたりの仲を直球で縮めてくれそうな仕掛けもあるのでご安心を。2013年稼動開始予定だ。


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(C)Konami Digital Entertainment

 そのほか、音楽ゲームのラインアップは、さすがに他の追随を許さない、といったところ。なおステージでは、業者日には出展タイトルの紹介が行われていたが、2013年2月16日の一般日には、音楽ゲーム関連のさまざまなステージイベントが実施される予定だ。


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▲メダルゲームのラインアップも豊富。


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■セガ――『CODE OF JOKER』を筆頭に多彩なラインアップ

 セガは、ブース正面のスペースに広大な『CODE OF JOKER』コーナーを設置。8台の試遊台を用意するとともに、巨大モニターでプロモーション映像を上映するなど、非常に力が入っていることが伺えた。なお本作の詳細、およびステージイベントの模様については、【コチラ】でリポートしているので参照してほしい。


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 多彩なラインアップが揃ったセガブースだが、とくに目立ったのは、ユニークな新作メダルゲームだ。そのひとつが、『ホルカ×トルカ』。本作は、いわば“スマートボールのデジタル版”で、ボールを発射して地中に埋まっているお宝の発掘を目指す、シンプルながらアツくなれるメダルゲームとなっている。スマートボール自体は目新しくないが、ボールの動きに合わせて画面が変化することで、ここまで表現力、ゲーム性が深まるものかと、感嘆させられる。2013年夏稼働予定。


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▲ボールの動きに合わせて、リアルタイムに画面が変化。お宝を発掘すればするほど、大量メダルの期待が高まる!
(C)SEGA

 もうひとつ、メダルゲームで注目を集めていたのが、『北斗の拳 BATTLE MEDAL』。その名の通り、『北斗の拳』をモチーフにしたプッシャーゲームで、筐体中央に存在するラオウギミックがインパクト絶大! このラオウギミックは、画面の演出に合わせて動いたりするのだが、その動き見たさにどんどんメダルを投入したくなること請け合い。しかも、Aime搭載のメダルバンクに対応しており、手軽に遊べるあたりもニクイ(100円玉にも対応)。稼動開始は2013年秋予定と少し先になるが、導入されたら人気を集めそうだ。


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▲どうですかこの存在感!

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(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983(C)NSP 2007 版権許諾証 PGA-704
(C)Sammy (C)SEGA

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▲『ボーダーブレイク ユニオン Ver.3.0』のコーナーでは、大規模なエキシビションマッチが行われていた。

▲イラストコンテストの受賞作展示コーナーも。

▲発表されたばかりの『ボーダーブレイクmobile -疾風のガンフロント-』コーナーでは、プロモーション映像が上映されていた。

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▲ステージではこんな映像も。メダルゲーム版『三國志大戦』!?


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■バンダイナムコゲームス――全年齢で楽しいマシンがズラリ

 JAEPO全体でメダルゲームやプライズマシンの出展が目立つ中で、『太鼓の達人』、『マリオカート アーケードグランプリ』と人気ビデオゲーム最新作を前面に押し出す、独自のブース構成となっていたバンダイナムコゲームス。と言っても、ブースの中に入っていくと、メダルゲームやプライズマシンも多数展示されており、バンダイナムコゲームスの勢いを感じさせる、豊富なラインアップに。全体的に、年齢、性別を問わずに楽しく遊べるマシンが多いあたりも、バンダイナムコゲームスらしいと言えそうだ。
 なお、華やかなイベントステージも実施された『マリオカート アーケードグランプリDX』の詳細については【コチラ】をご覧いただきたい。


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▲2013年3月稼動予定の、『太鼓の達人』最新バージョン。カメラ機能を拡大していくことで、遊びの幅が大幅に広がっている。

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(C)2011 NAMCO BANDAI Games Inc.

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▲2013年3月稼働開始予定の『友情装着! ブットバースト』。ガンを撃ちまくって凶悪魔獣をブットばす、爽快感抜群のキッズ向けシューティングバトルゲーム。

(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.

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▲もはや定番の、『海物語』をモチーフにしたメダルゲームの最新作『ラッキーマリンシアター デラックス』。2013年3月稼働開始予定だ。

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▲稼働中のものの中でも、『釣りスピリッツ』、『新幹線はどーこだ?』など、人垣ができていた人気マシンも。

▲思わず目を引かれる、『アイドルマスター』仕様のプライズマシンも展示されていた。


 以上、大型ブースの出展内容をまとめて紹介してきたが、それ以外にも見どころは多い。都合が合う人は、ぜひ2013年2月16日の一般日に、幕張に足を運んでみよう。


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▲カプコンブースでは、『モンスターハンター』のメダルゲームなどが出展。

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▲プーギーを操作して遊ぶ『モンハン日記 プリプリ プーギーレース』。カワイイ……。

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▲フリューは、独特な写真シール機『BEAUTY ADDICT』を単独で出展。なんとも独特な雰囲気です。

▲台湾のメーカー“SAINT FUN”が出展していた、店内対戦が可能なバイク型アーケードゲーム『環状ファーストビートバトルライダー』。少し前までは、こういうゲームがたくさんあったのに、最近はあまり見かけません。でも好きでしょ? 2013年夏発売予定。

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▲エウレカコンピューターが出展していた、『e-SPORTS GROUND』。投影機とモーションセンサーなどを組み合わせたシステムで、エアホッケー風のゲームなど7種のコンテンツを遊ぶことができる。まだ試作中とのことだが、未来感満点!